遮蔽機能材料としてのコンクリート

遮蔽機能材料として有用なコンクリートは様々な場面で活躍しています。
例えば、放射線遮蔽材料です。
コンクリートは材料に鉛をまぜることによって放射線遮蔽機能を持たせることが出来ます。
鉛は放射線遮蔽機能を有していながら安価であることから、広く放射線遮蔽材として使用されています。
そのような機能を持ったコンクリートの使用例としては、
チェルノブイリ原発事故の際に被害を食い止めるため原発をコンクリートで覆いつくした例や
最近では東日本大震災で被害を受けた福島原発の原子炉で使用された例が有名です。

また福島原発の例では、コンクリートは冷却水の遮蔽を兼ねています。
これは、コンクリートの高圧環境下での水遮蔽機能を備えているためです。
またそのほかの遮蔽用途としては音の遮蔽の性質も優れていることを利用した消音材です。
音の遮蔽性能は遮蔽物材料の密度に依存しており質量の重い材料が用いられます。
コンクリートは密度が高いので用途として最適なため、騒音や振動の抑制を重視する施設によく使用されています。
上記の例でみたように、遮蔽に利用される場面では材料の強度も重視されることが多いので、強度も十分に兼ね備えたコンクリートが使用されているのです。