出向を命じられた私に同情をする理由が分からない

入社からずっと本社勤務だった私が、関連会社に出向することになった。
出向を命じられた私に会社の同僚は同情するのだが、同情される理由が分からない。
出向先での肩書は支社長、本社では長年課長だった私が社長になったのだから大出世ではないか。
そのことを妻に話すと、「貴方バカなの?」と言われてしまった。
出向先は本社に比べれば小さい、エレベーターは1つしか付いてない。

しかし、本社では大人数がいる大部屋の中で仕事をしていたのだが、支社長になると専用の部屋が用意された。本社の社長部屋と比べれば、ずいぶん小さいが、個室であることには違いない。
本社のエレベーターは3つあるが、1つは役員専用で平社員の私は使えない。残り2つのエレベーターは平社員でも使えるのだが、役員が乗って来ると降りなければならない。
出向先にはエレベーターが1つだけ、平社員であろうが役員であろうが、その1つのエレベーターを使う、社長の私が乗り込んでも降りる社員は1人もいない。
本社では平社員から役員に話し掛けることはあり得なかったのだが、出向先では「社長、おはよう」と新入社員の女の子が挨拶してくれる。
1つしかないエレベーターは混み合う、オッサンの私は若い女性社員に接触しないよう気を遣っているのだが、若い女性社員は社長である私のことを何とも思っていない。
何とも思われていないのは、精神的ストレスが掛からず、出向してからの私は元気になった、抜け毛は減ったペ〇スも元気になった。
本社の上司からは、「3年したら本社に戻してやる」と言われているが、そんなの望んでいない、出向サイコー!