発泡スチロールの運んでいたもの

子供のころ、発泡スチロールといえばこすりあわせてあの独特な音をたてて遊ぶくらいにしか用途がないものだと思っていました。しかし、ある日その認識を大きく変える一枚の記事を新聞で目にしました。
その記事の内容というのは、北海道の子供たちが、沖縄の子供たちにむけてとある贈り物をしたという内容でした。記事の横に掲載された一枚の写真には大量の発泡スチロール。

そしてもう一枚の写真ではその発泡スチロールの中身が写っていましたが、驚いたことに、そこには可愛らしい雪だるまがいたのです。北海道から沖縄に雪を運ぶことができるなんて、ましてそのために発泡スチロールが大きな役割を果たすことができるなど当時の私にはすべてが未知の内容だったため、その記事は強烈な印象を残しました。
その後大人になった私は発泡スチロールが非常に高い保冷機能を持っていることを知り、多くの場面でお世話になることとなりました。春には潮干狩りで取った大量のアサリを入れて3時間以上持ち歩きましたが、帰宅して発泡スチロールを開けるとアサリは元気に潮を吹いていました。また、夏には急遽行くことになった花火大会のお供に、ビールをいれて発泡スチロールを連れていきましたが、まるで冷蔵庫を持ち歩いていたかのようにキンキンに冷えたビールがおいしかったこと!クーラーボックスも持ってはいましたが、軽くて安価な発泡スチロールの便利さを知ってからはほとんど使うことがなくなってしまいました。
また今年もこれから花火大会があります。もちろん、今年もビールを入れていくのは娘がシールを一面に貼った発泡スチロールです。