二十歳のバルの楽しい思い出

bar22お酒を飲み始めたのはもちろん二十歳になった時です。
まだ大学生でした。
同じクラブで仲が良かった4人組の中で、私が一番遅い誕生日でした。
その頃、私が二十歳になったらみんなで一緒にお酒を飲み行こうと約束していて、
お店も決めていました。
私たちが初めて行ったバルは、当時流行っていたチェーン店でした。
二十歳四人組女子というと、大人になったばかりで、お酒を飲みに行くのは一大冒険のような気がしました。
だけど、お店に入った途端に、懸念していたものは払しょくされました。

色のきれいなカクテルや、お洒落な名前のサラダや、B級グルメの粉もの料理を注文し、私たちは初めての乾杯をしました。
お酒を一口飲むと、大人になったような気になり、それぞれが自分の夢や恋愛などを語り合い、とても楽しい時間を過ごしました。
大学のキャンパスやクラブ活動で話す内容とは明らかに違い、もっと踏み込んで、自分の本音を出せたのはお酒というものが作用したからだと思います。その後もたびたびバルに出かけ、昼間ではない時間帯にお互いの秘密を共有し合ったり、時に泣いたり笑ったり、とても濃密な時間を過ごしました。
今もちょくちょく同じ仲間とバルに出かけますが、決まって二十歳の頃の話題が出て、当時の話で盛り上がり、楽しいお酒になっています。