大谷石は、江戸時代より採掘が始まります

大谷石大谷石は軽石凝灰岩の一種で、栃木県宇都宮市大谷町付近で採掘される石材のことを言います。古墳時代に石室の材料として使われ、江戸時代から本格的な採掘が始まります。東西約2キロ、南北約4キロにわたり凝灰岩として所々に露出していますが、東西に約8キロ、南北約37キロにわたり分布してます。地下は300メートルもの深さがあり、埋蔵量は10億トンとも推定されています。石材として最も採掘されているのは中部層で、石材として優良なのは上下部層です。

江戸時代から1960年頃までは、ツルハシによる採掘が行われ、厚さ6寸×巾10寸×長さ3尺を1本として、一人の職人の採掘量は約12本です。大谷石1本は150キログラムあり、小出しと呼ばれる職人たちが背負子を使い、1人1本背負って搬出されます。石の価格の7割が人件費で占められていたこと、生産性を向上させることが目的で、1950年前後より機械化が進められ、全採掘場が機械化されたのは1960年頃です。現在は、採掘だけでなく色々な加工が出来るようになっています。