ユニフォームの色について考える

uniform (20)ユニフォームの色を考える際には色を立体で考えよう。 中学生のころ、美術の教科書でこう教わる。「色には色相、明度、彩度の違いがあります。これを色の三属性と呼びます」と。
色相は、赤・黄・緑・青など色みの差。明皮は明るい色か暗い色かである。したがって、赤でも明るくなればピンクになるし、青が暗くなれば紺になる。彩度は、鮮やかさ、あるいは灰色みの混じり具合といってもよい。鮮やかな赤も灰色みを加えていくと、鈍いレンガ色のようになる。
このような話を授業で教わると面白くないのだが、これを外して色の問題を考えるは無謀である。750万もの色も、この三属性を組み合わせた三次元立体のどこかに位置づけられる。別の言い方をすれば、人問は色についてたった3つの性質の違いしか感じ分けられないのである。
セーターでもネクタイでもよいのだが、色違いの商品がたくさん並べられた前に立つと目移りがしてしまう。あれにしようか、これにしようかと興奮する。クリスマスのプレゼントをたくさんもらって、あれにもこれにも手を出して騒ぐ子どものようなものである。色の問題を難しくもし、楽しくもするのは、このような色の多
さにある。そのとき、色立体を念頭において選別する態度が必要になる。そうすれば「もう少し暗い色を。もっと鮮やかな色を」などと系統的にユニフォームの色を判断することができる。