海外女子一人旅の本

book22小さい頃から海外への憧れがありました。
カロリーヌシリーズや「15少年漂流記」、アメリカ西海岸やニューヨークのガイドブックも子供の頃の愛読書でした。
でも、なかなか勇気が出ず、一人で海外に自由に旅できるようになったのは32歳の時です。
「深夜特急」や「何でも見てやろう」などにも影響を受けていましたが、実際旅したのは主にヨーロッパ・アメリカ・香港・韓国・台湾など、一般的には安全と言われている国です。
もちろん、わたしにとってはそれも充分冒険だったのですが、10月末に読み終わった「インパラの朝」の著者は、一般的には貧しい・危ないと言われている国に女一人で旅をしています。

アフリカ人のご主人がいる方と以前仕事を少ししたことがあったんですが、その時、その国の上流階級はジャガーなどを乗り回していて、寄付をしても貧しい人のところにお金が渡っていない、という話を聞きました。
この本の中でも、それに少し似たたぐいの話も出てきますし、あまり働かなくても親族で助け合ってのんびり暮らせるアフリカの方が、働いても生活が苦しい先進国よりよっぽど暮らしやすい、なんて話も出てきます。
青年海外協力隊についても、マザーテレサの家のボランティアの話についても、当事者に聞かないとなかなか知ることができない話ってあるんだなと思いました。
中東の国にも行っていて、ニュースで見ているイスラムの国は良いイメージはありませんが、特にシリアの国は今大変なので、この方は元気に暮らしているんだろうか、と心配になりました。
著者の人柄もあるのでしょうが、アジア・中東・アフリカで知り合う方が、強盗を除き、ほとんどみんな優しいなと思いました。イランなどに入国するために、旅の間に2回結婚・2回離婚する著者の行動力にも驚きました。
世界を旅することにあまり興味のない方にも、世界の違った面を知ることができるのでぜひおすすめしたい本です。